ウイスキー用語

あなたの嗅覚とウォートを区別してください。簡略化されたシングルモルトの用語とザ・グレンリベットによるいくつかの新語です。

ABV

容量ベースのアルコール、または液体全体のパーセンテージとして計測されるアルコール強度。40% ABV は 40% がアルコールで 60% が水です。スコッチウイスキーは、法律で最低40% ABVでなければありません。

ボトルまたはカートンに表示される年は、ボトルの中で最も若いウイスキーの年数のことです。

Alboaked(アルボークされた)”ウイスキーは、アルバオーク(アメリカン・オーク)の樽で熟成されます。例えば、「このウイスキーはスムースかつクリーミーで強いバニラの香りがあります。アルボークされたに違いない」という風に使われます。

ドラム辞書の新語

エンジェルシェア(天使の分け前)

樽から蒸発によって自然に失われる少量のスピリッツ。ウイスキーの神様たちへの付加価値税と考えましょう。
このプロセスについてもっと知りましょう。

バーレー(大麦)

スコッチのシングルモルトを作るのに使用される穀物のタイプ。これが最高の大麦麦芽であることを、私たちの発芽工程が約束します。

バレル

200リットルの容量を持つ樽。多くの人がバレルをカスクを間違って使います。バレルはすべてカスクですが、すべてのカスクがバレルではありません。アメリカンオーク・カスクは、ザ・グレンリベット12年に熟したフルーツのフレーバーとスムースさを付加するカスクを含め、通常はバレルです。
クラシックの12年ものについてもっと知りましょう。

ビーディング

アルコール強度の指標。簡略で信頼性の低いものです。ウイスキーのボトルを振ってみて、泡が大きく、それが長く続いたら、そのウイスキーは強いです。ザ・グレンリベット・ナデューラ・ピーテッドのボトルで実験してみると、カスク・ストレングスは約60%、そして12年は40% ABVです。

ボディ

口当たり、それはテイスティングでウイスキーを評価するキーになる要因です。”柔らかい”、”フル”、”丸みがある”、”スムース”、”オイリー”など、ウイスキーがあなたの口の中でどのように感じられるかを最もよく表現すると思われる言葉を見つけてください。

バット

500リットルの容量を持つ樽。ザ・グレンリベットのヨーロピアンオーク樽はファウンダーズリザーブなど多くの製品で使われていますが、これはバットです。
私たちのファウンダーズリザーブについてもっと読みましょう。

”キャラドラム”は、強いキャラメルのフレーバーが際立ったウイスキー。注意:キャラドラムは長い一日の後で幸せを大いに感じさせてくれるかもしれません。

ドラム辞書の新語

カスク、樽

中空の円筒型の木の容器で、ウイスキーの熟成に使われます。私たちのカスクは、新しいスピリッツを作る時に、素晴らしく複雑なフレーバーを与えてくれます。

カスク・ストレングス

ウイスキーは、瓶詰めのためにカスクから、そのまま汲み出されます。その場合のアルコール含有量はずっと高いものです。容積当たりのアルコールのパーセンテージの設定値を実現するために薄められてはいないからです。ナデューラ製品はカスク・ストレングスで瓶詰めされます。
ナデューラ製品について知りましょう。

チル・フィルタリング

ウイスキーの中の自然の残留物を取り除く方法。スピリッツは、マイナス10℃と4℃の間に冷却され、きめ細かいフィルターを通して、低温時または水と混ぜて貯蔵された場合にウイスキーに濁りを生じさせる物質を取り除きます。すべてのシングルモルトがチル・フィルタリングされるわけではありません。ザ・グレンリベットのナデューラ製品は濾過されませんので、結果としてフルボディのクリーミーな口当たりになります。
ナデューラ製品についてもっと読みましょう。

コンジナー

発酵工程で生成される化合物で、例えば、エステル、酸、アルデヒド、メタノール、そして他のアルコールです。厳密に言うと、これらは不純物ですが、ほとんどのフレーバーを与えてくれるものです。ウイスキーの中のコンジナーのレベルを正しく保つのは緻密なスキルです。

樽製造業者

ウイスキーの熟成に使われる樽を作って修理する高度なスキルを持った職人。樽製造の技法は、木の厚板を完全に組合せて、釘や接着剤を使わずに密封した容器を製作できることです。

ポットスチルはすべて銅で作られています。この金属が適している理由は、蒸留中に、銅と凝縮スピリッツの間の相互作用がスピリッツ内の硫黄分や他の重い物質のレベルを低減させる精製工程を実現するからです。これが、結果としてできるスピリッツの特徴に大きな影響を与えます。

カット

2回目の蒸留の間、凝縮された蒸気は、3つの部分すなわちカットに分離されます。最初のカットは、ヘッドまたはフォアショット(初留液)と呼ばれ、好ましくない低沸点の液体を高い割合で含んでいます。温度が上昇すると、次のカットは”ハート”と呼ばれます。これは熟成のために樽に入れられるスピリッツです。もっと時間をかけて温度を上げると、アルコール中の蒸気は減少し、水分が増加して、テイルという不純アルコールを生成します。ヘッドとテイルは、再度蒸留されます。蒸留装置操作係の技法は、カットの間の境界を、どの時点で引くかを知ることです。蒸留所によって少し異なる比率を使っています。中心のカットを集める正しいポイントはデミスト・ポイントで、スピリッツが蒸留器から出てくる時に、水を加えても濁らなくなる時です。

蒸留

アルコールの分離工程。アルコールは水より沸点が低いため、熱を加えて他の液体と分離されます。スコッチウイスキーは通常、最低2回蒸留されます。

ドラム

伝統的なウイスキーの出し方。典型的なスコットランド人に偏見なく聞いたとしても、ドラム大きさの定義はありません。通常、愛情を込めて頼む時は、”ウィー(少量の)”ウイスキーのことです。

ダンネージ

石またはレンガで作られた伝統的な貯蔵庫。通常は、土の床があり空気の循環が良く高い湿度レベルを保っています。樽はお互いに上に積み重ねられ、高さは3つまでで、動かすのは手で行います。

フェイント

”カット”をご参照ください。

発酵

温水と挽いて粉にされた大麦麦芽(ウォート)で造られた液体中の糖分を、イーストを加えてアルコールに変換する工程。発酵もまた、フレーバーとアロマのもとになるコンジナーを生成します。

フィニッシュ

飲み込んだ後に口の中に残るフレーバー。テイスティングの際のキーとなる要因です。フィニッシュには、長いものと短いものがあります。

ファーストフィル

樽が初めてシングルモルトウイスキーを貯蔵して熟成する時、ファーストフィル・カスクと呼ばれます。新しいウイスキーを2回目に詰める時から以降はセカンドフィルと言います。

フォアショット(初留液)

”カット”をご参照ください。

発芽

植物が種から生育する過程

グリスト

蒸留に使われる、挽いて粉にされた大麦麦芽。グリストは、温水と混ぜられてマッシュになります。

ハート(中心部)

”カット”をご参照ください。

ホグスヘッド

容量250リットルのアメリカンオーク樽。この樽は、わが社のマスターディスティラー製品群を含む多くのウイスキーに、ココナッツと柔らかいファッジのフレーバーを加えます。愛情を込めて”ブタさん”と言われることもあります。

ローワイン

ポットスチルでウォッシュを最初に蒸留する時に生成される強度の低いアルコール。ABVは約22〜24%.

ライン・アーム

スピリッツの蒸気を液体に凝縮させるために移動させる蒸留器のパイプ

モルト

モルトは大麦で、水に浸して発芽させ、その後乾燥させたもの。モルティング工程は、デンプンを麦芽糖のような可溶性物質に変換して発酵できるようにします。
ウイスキー製造工程についてもっと知りましょう。

マリーイング

いくつかのウイスキーが大きな容器に一緒に詰められてブレンドされる工程。このウイスキーはカスクに戻されて、瓶詰め前の数ヶ月間”結婚”することも時々あります。

マッシュ

グリストと温水の混ぜ合わせ。マッシュ・タンの中で作られます。

マッシュ・タン

マッシングを行うための大型の円形の容器。

マッシング

グリストに温水を加える工程。これによって、でんぷんが、アルコールを生成するために使用される発酵可能な糖分に変換されます。
ウイスキー製造工程についてもっと知りましょう。

熟成

スコッチウイスキーと名のるには、最低3年間、スコットランドにある貯蔵庫で、オーク樽にて成熟されなければなりません。それぞれのウイスキーに特有の風味を与えるのは熟成のプロセスです。長く熟成すれば木材の影響が大きくなります。いくつかのウイスキーは何十年も熟成しています。ザ・グレンリベット ウィンチェスターコレクションは50年間熟成しています。

ニューメイク

最初に蒸留される高強度のスピリッツで、熟成のために樽に詰める準備ができたもの。

年数表記なし(NAS)

ボトルに年数表記が示されていないウイスキーがあります。これによって、蒸留業者は、一定の年数のスピリッツだけを含むように限定するのではなく、在庫している異なる年数のウイスキーを一緒にして、ウイスキーのフレーバーの特徴に合わせることができます。

ノーピング:ボトルを開けた時にウイスキーの最初の香りを嗅ぐこと

ドラム辞書の新語

香り

ウイスキーのアロマ。ほとんどのドラムでは、あなたの香りの感覚の方が味覚よりも強くなります。そのため、飲む前に香りを長く深く吸い込みましょう。

オーク

ウイスキーを熟成するために使用される樽はすべてオークで作られます。オーク樽での熟成で、ウイスキーのフレーバーの大部分が造り出されます。アルバオークとヨーロッパナラの項目もご参照ください。

ピート

数百年間にわたって押しつけられた、枯れかけている植物や芝生。ウィスキー用語では、草のような塩気のあるスモーキーなフレーバーのこと、ザ・グレンリベットのナデューラ・ピーテッドが良い例です。
ナデューラ・ピーテッドについてもっと読みましょう。

ポットスチル

銅製の蒸留容器で、大型で西洋梨の形をしたやかんに似ています。サイズと形は蒸留所ごとに異なりますが、製造されるスピリッツの特徴を決定するのに大きな役割を果たします。

プルーフ(強度)

アルコール強度の尺度。米国では、プルーフはABVの2倍なので、40%のABVは80プルーフです。プルーフは英国ではもう使われていませんが、かつてはABVの1.75倍でした(40% ABVは70プルーフ)。

クエイヒ

スコットランドの伝統的な、2つの取っ手の付いたケルトの酒盃のことで、長い間に、仲間でウイスキーを飲むことの同義語になりました。

アルバオーク

オークツリーの種類で、普通はアメリカンオークと呼ばれます。ザ・グレンリベットの樽の多くはこの木で作られます。このタイプのオークは、柔らかいファッジ、ココナッツ、バニラのクリーミーな特徴を付加すると言われています。

ヨーロッパナラ

ヨーロッパオーク。ザ・グレンリベットの樽の多くが、この木で作られています。熟したフルーツのフレーバーを付加し、スピリッツ固有の特徴を発揮させてくれるからです。

リフラックス(還流)

ポットスチル内で蒸気を凝縮させ、その後沸騰させる工程。還流の量はスチルとライン・アームの形状に影響されます。

シングル・カスク

一つだけの蒸留所の一つだけのカスクの製品で瓶詰されたモルトウイスキー。通常、チルフィルトレーションなしでカスク・ストレングスで瓶詰されます。

シングルモルト・スコッチウイスキー

”シングル”の意味は、そのウイスキーが一ヶ所の蒸留所のみで製造され、他の場所の製品とブレンドされていないということです。このウイスキーは、蒸留所の独自のスタイルを反映します。このウイスキーは、スコットランドで100%大麦麦芽から造られます。

スランジバ!(乾杯!)

ゲール語の”チアーズ!”グラスを触れ合わせる時や、勢い余って言う言葉です。

スペイシャリスト:スペイサイド出身のウイスキーの鑑定家。見識のある人々で人生と笑いを愛する傾向があります。

ドラム辞書の新語

ビンテージ

蒸留の年

ウォッシュバック

発酵が起こる大型の樽。
ウイスキー製造工程についてもっと知りましょう。

ワーミング:ウイスキーを最初に一口飲んだ後に広がる暖かさの波。肉体的な体験とマスター・ディスティラーに対する精神的な感謝の両方。

ドラム辞書の新語

麦芽汁(ウォート)

マッシング工程中に排出される液体で、アルコールの生成に使用されます。
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ウイスキーが瓶詰された年。瓶詰で熟成は止まるので、この年は、味に関してはウイスキーの年数より重要ではありません。12年もののウイスキーは4年前に瓶詰されても12年もので、16年ものではありません。

イースト

発酵工程に不可欠な菌類のタイプ。精選されたイースト菌がマッシュ・タンの中で麦芽汁に加えられます。イーストが麦芽汁の中の糖分を取り去って、副産物としてアルコールと二酸化炭素を生成します。

YO

”Years Old(年齢)”の意味で、最も若いウイスキーが樽で熟成のために過ごす年数のこと。